English at work

次の週って英語で何て言うの?


コロナ 禍が長引く中、ワクチンの開発によってようやく出口が見えてきたようです。私の住んでいるブリティッシュコロンビア州は、70%以上の大人が1回目の接種を済ませ2回目の接種待ちの状態です。こちらでは、1回目の接種を出来るだけ多くの人に受けてもらい2回目の接種までの待機期間を長くするという方針を取っています。当初、待期期間が16週間後と言われていたのですが、これが8週間後になると政府からの説明がありました。下記のメールはコロナワクチンのことではないのですが、フルーショット(インフルエンザ予防注射)について、コロナ 禍が広がる前年に人事部長から受け取ったメールです。

 

Dear all, 10/26, Sat

Our school will be hosting its annual flu immunization campaign from Oct 29-31, which is this coming week. The flu clinics are *on a first come first serve basis and further details for planning can be found here:

訳:皆さん、私たちの学校では、来週の10月29日から31日まで毎年恒例のインフルエンザキャンペーンが行われます。インフルエンザクリニックでの予防接種は先着順で受け付けられます。予定の詳細はこちらをご覧下さい。

*on a first come first serve basisはイデオムで「先着順に」という意味です。

ここで注意したいのが、This coming week の使い方。

This coming week とupcoming week

基本的には、次の日曜日から始まる週のことを意味します。これは土曜日(10月26日)に人事部長が送信したメールなので、次の日(10月27日)である日曜日から始まる週のことをさします。ですが、もしもこのメールが、月曜日(10月28日)に出された場合は、どうなるのでしょう。解釈が少し厄介です。この場合は、もうすでに始まっている週 (10月27日の日曜日からの週)のことを指すことが多いようです。ただ、ネーティブでも人によっては解釈が分かれるとのこと。月曜日にこの表現を使うのは混乱を招くのでご注意を!

Last Monday (Last + 曜日)

こちらも使い方が少しややこしい表現です。もしも会社で"We had a team meeting last Monday."と違う部署の同僚に話したのが水曜日だったとします。その場合は基本的にカレンダーでいう前の週の月曜日(9日前)のことを指します。2日前の事を言いたい場合は、This past Monday もしくはon Monday というのが適切でしょう。

私はメールや電話でやりとりする時、曜日と日にちの両方を入れるようにに心がけています。ビジネス英語では、誰にとっても同じ意味になる表現を使用する必要があります。

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