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英語で”どしゃぶり”ってどういうの?

晴れの日が少ないバンクーバー。秋から春までの間は、本当に良く雨が降ります。それに良く「一日のなかに四季がある。」と言われ、数時間ごとに天気が変わります。また、年末から年始にかけては、記録的な大雪となり、西海岸では珍しく10-20センチの積雪となりました。雪や雨が降ると不便なことが増えますが、良い点は、スモールトーク(Small Talk)の格好のネタになり、話題作りに困らないということです。実際、仕事始めのメールは、”snow”の話題から始めるものが多かったです。今回は、雪と雨に関する表現を紹介します。

雪について

まずは、スモールトークから始まるメールの例を挙げます。

同僚のドンへのメール

Hi Don,

Happy New Year! I hope that you had a nice break. Did you go anywhere? (この後に本題に入る。)明けましておめでとう。休暇は楽しかったかな。どこか行った?

同僚のドンの返信:

Hi Sky,

Happy New Year! I didn’t go anywhere for the break, but it nice to have the break anyways and I enjoyed all the snow. How about you?(この後に本題に入る。)

明けましたおめでとう。どこにも行かなかったよ。でも、休暇はやっぱりいいねえ。そして雪を楽しんでいるよ。スカイは?

また直接オフィスであった人には、”Hi, How are you? ”と挨拶をした後に、"We have lots of snow lately.「最近、雪が良く降るね。」などとスモールトークを始めるのが普通。 ”I know. How long do you think it will last?" 「まったく。いつまで続くのかしら?」や"The weather forecast says it will stop this afternoon." 「天気予報によると午後には止むみたい。」などと返事をして会話を続けます。

また、雪には次のような表現があります。

  • powdered snow 粉雪
  • heavy snow 大雪
  • light snow 小雪
  • wet snow  ベタ雪 wetは「濡れた、湿った」という意味なので水分を多く含んだ雪という意味です。
  • artificial snow (man-made snow とも言う) 人工雪 artificial は、「人工の」という意味で人工的作られた雪のことです。バンクーバーは2010年冬季オリンピックの開催地でしたが、例年になく暖冬で、雪が少なすぎたため、人工雪やほかの場所から雪を持ってきてなんとかしのぎました。
  • record-breaking snow 記録的な雪

雨について

またバンクーバーは、一年の半分くらいは雨なので、オフィスでは、お昼から戻ってきた同僚に、”What is the weather like outside?” 「外はどんな天気だった?」と聞くことがしょっちゅうあります。このような質問を受けた場合の返答のレパートリーを一緒に見ていきましょう。

スカイ
“It’s spitting.” ポツポツと〔雨が〕降っているよ。

ほとんど感じないほどの雨で、ちなみにこの程度の雨であれば、ほとんどのカナダ人は傘をさしません。

スカイ
"It’s sprinkling." パラパラと〔雨が〕降っているよ。

こちらも、spittingより少し、強いですがジャケットのフードをかぶるだけで大丈夫。

スカイ
“It’s drizzling.”小雨が降ってるよ。

細い雨がしとしとと降っている感じです。

スカイ
“It’s pouring.”雨が激しく降ってるよ。

こちらはかなり強い雨で、傘がないと間違いなくびしょぬれになるでしょう。

スカイ
”It is raining cats and dogs.”土砂降りだよ。

こちらは、pouringよりさらに強い雨です。傘をさしても濡れてしまうかもしれません。

また、バンクーバーの天気は変わりやすいので、常に傘を携帯するのが常識です。でも、うっかり傘を持っていくのを忘れた同僚が、びしょぬれになってランチから帰ってくることもあります。そんな時、同僚は次のように言うでしょう。

エリカ
"I got soaking wet."びしょぬれだよ。

Soakは、動詞で、液体に浸す、びしょぬれになる、という意味があります。ここでは、びしょぬれになるという意味になります。例文では、soaking の後にwet が続くので副動詞として使用されています。wetは”濡れる”という意味で一緒に使うと、さらに協調されます。

エリカ
"My clothes are soaking! I forgot my umbrella and it was pouring outside. "服がびしょぬれだわ。傘忘れちゃったから。外は大雨だし。

I am soakingとは言わないので注意。この形を取る場合は、物(服や靴)が主語になります。

エリカ
"I got soaked in the rain." 雨のせいでびしょぬれだわ。

この場合のsoaked は形容詞で、びしょぬれになるという意味です。

エリカ
"I am soaked to the bone."雨のせいでびしょぬれだわ。

水が骨(bone)まで達するかと思うくらいびしょぬれであることを表します。

Wetを使った表現も多くあります。

スカイ
”December is a miserable month. It’s cold and wet.” 12月は悲惨な月だわ。寒くて、雨ばかり。

バンクーバーの12月はいつもどんよりしています。

スカイ
”It’s going to be a cold and wet evening.”今夜は気温も下がり、雨が降ります。

これはテンション下がる天気予報ですね。

エリカ
”It’s going to be a wet one tomorrow!”明日は雨だって。

上の例文と同様にテンションが。。。

他に役に立つフレーズ:

"It’s starting to sprinkle."パラパラ雨が降り出しました
"It’s starting to pour." 激しい雨が降り出しました

“It’s been raining on and off all day.” 一日中、降ったり止んだりしています。

"I've had enough of all this rain."もう雨は十分だよ。

I’ve had enough of~で、もう~の経験は十分ごめんだ、という意味になります。

雨の日は、服装も大変。おしゃれな長靴とレインコートで気分を上げたいですね。そしてバンクーバーに来るときは、携帯傘をお忘れなく。

 

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