職場では良くメールを最初の受取人以外にコピーすることがありますよね。この「コピーをする」にあたる英語について説明します。下記のメールは、教授がアカデミックサービスのコーディネーターに問い合わせをしているメールです。すごくカジュアルですが、同じ企業や組織内のメールはいつもこんな感じです。
Hi Kitty,
Please see the attached deferred exam for ART 221.003. I don’t know who is responsible for sending the students the coversheet in advance, so I have cc’d Sky in case this is required to be done by us. Please let us know. Thanks. Regards, Bob
訳:キティ、「ART 221.003の繰延テストを添付します。試験の前に(注意事項が書いてある)カバーシートを生徒に送るのは誰の役割なのかわかりません。(アカデミックサービスではなく)私か、アシスタントのスカイの役割であるかもしれないので、スカイにもこのメールをコピーしておきます。連絡ください。」ボブより
ここではccの過去形のcc’d が使われていますがcopyの過去形のcopied を使用することもあります。CCはcarbon copyの省略形ですが、現在はカーボンコピーを使用することはありませんね。ただ英語の表現としてこのようなかたちで残っています。ちなみに、BCCはblind carbon copyの省略形です。複数の人にメールを送る際、プライバシーを守るために個々のメールアドレスが他の受信者に見えないようにする場合にBCCを選択します。
*deferred examとは通常の試験を何らかの理由で受けれなかった生徒が受ける試験です。Please see the attached〜は「添付します」という意味です。
次の例文を覚えておくと色々応用できます。
Can you cc me on that email when you send it out? = Can you copy me on that email when you send it out?(メールを送る時に私にコピーして下れる?)
I was cc'd on the email so I'm up to speed on what you are talking about. = I was sent a copy (or copied) on that email...(そのメールは私にもコーピーされていたのであなたが話している内容は把握しています。)
*ちなみに be up to speedはイデオムで、ある物事について、十分な情報を得ている、または豊富な知識があることを示します。
Forward: 転送する
またコピーの他によく使うのは、forwardと言う単語です。これは副詞や形容詞の場合は、「前方へ、前方の」という意味ですが、この場合のforwardは動詞の場合は、「最初の受取人以外の人に転送する。」と言う意味になります。メールだけでなく郵便物にも使用できます。ここに3つの例文を上げておきます。
Can you please forward these profile updates to whoever is looking after updating our website? 訳:ウエブサイトのアップデートの担当者にこのプロフィールの変更内容について転送しておいてくれる?
I am forwarding this message in case you are interested in this event. 訳:あなたがこのイベントに興味があるかもしれないので、メッセージを転送しておきます。
Please forward my invoice to my new address. 訳:私宛の請求書を新しい住所に転送しておいてください。