English at work

英語で"感謝する"ってどう言うの?

バンクーバーは新緑が美しい季節になりました!相変わらずコロナ禍の規制が続いていますが、色彩豊かな花々そして鮮やかな緑の葉をつけた木々の中を歩いていると心が和みます。

さて、今日はお礼のメールについて紹介します。

これは、仕事で、ある生徒さんの奨学金の出願のお手伝いをした後に受賞したという嬉しいニュースを知らせてくれた時のメールです。

”I was just notified that I was selected as a recipient for the Scholarship! I just wanted to thank you for all your help with my application process! I really appreciated the time and patience you dedicated to me when I was applying. ”

訳「ついさっき、奨学金の受賞者に選ばれたという連絡をもらいました。申請の手続をお手伝いしていただき、お礼を申し上げたく連絡をさせていだたきました。申請の際は、忍耐強くお時間を割いて下さり感謝しています。」

仕事柄このようなお礼のメールを受け取ることが度々あるのですが、これはかなり丁寧なメールで、基本的には”thank you for all your help”のところで終わっていることが多いのですが、よっぽど嬉しかったのでしょう!”I appreciated 〜”と続きます。 ”appreciate” は “Thank you” のフォーマルな表現としてよく使われます。

ただし注意したいのは、この二つの単語は感謝する対象が違うということです。

“thank” は「人に感謝する」という意味なので、”Thank you” になりますが、それに対して、”appreciate”は行為に対しての感謝です。上の例でも分かるように感謝の対象は行為、すなわち”私が費やした時間と忍耐” です。また次のように受け身で使うとより丁寧になります。

Your dedication to my application was really appreciated. 

ただし、カナダではplane language と言ってなるべく分かりやすい言葉、能動態で書こうと言う動きがあり、受動態より能動態が好まれる傾向にあります。

そして、また何かを人に頼む際に"I would appreciate it if 〜"にするととても丁寧な頼み方になります。

I would appreciate it if you could let me know in advance whether or not you will be coming.

訳:来られるかどうか前もってお知らせいただくと大変ありがたいです。私も上司やランクが上の人にお願いする時によく使います。

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