息子は本の虫。自分で文字が読めなかった時は、一日5冊~10冊(英語、日本語、フランス語)の本を読んであげなければいけなかったので大変でした。それでも「もっと、もっと」と言われて最後には寝たふり(笑)。でも6歳になって、自分で読んでくれることも多くなり、大分と楽になりました。トイレにこもって1-2時間読んでいることも良くあります(笑)。でも、読む本は、やはり一番得意なフランス語の本に偏ってきてしまいました。英語の本は、私か夫が「読んであげるよー。」と言うと喜んで飛んできますが。今回は、息子の選んだ英語の本を紹介します。参考になれば幸いです。対象年齢は一応の目安です。カナダのネーティブの子供の対象年齢なので、ノンネーティブであれば大人でも勉強になります。タイトルは、日本語の翻訳がないものが多いので適当につけました。
Ocean Animals: Who's Who in the Deep Blue (海の動物: 海底にいるのは誰?)出版社:National geographic Kid (ナショナル・ジオグラフィック・キッズ)
息子は、海の生き物が大好きなので、この本は、お誕生日のプレゼントとして贈りました。早速、食い入るように見ていました。色彩鮮やかな写真を見ていると、まるで海底を覗いているような気分になります。英語の解説は長めで、少し難しいかもしれませんが、全部分からなくても十分楽しめます。本の最初の方では、映画の「ファインディング・ドリー」と「ファインディング・ニモ」に出てくるナンヨウハギ、カクレクマノミなどの熱帯魚が沢山紹介されています。さらにサメやエイ、クジラ、ウミガメなどおなじみの海の動物も満載です。息子はこの本で海の生き物の名前を英語でも言えるようになりました。また、海洋保護の取り組みの情報なども書かれています。112ページ、8-12歳向け
5-Minute Racing Stories (カーズ、5分間のレースストーリー)出版社:Disney Book
デズニーピクサーの映画「カーズ」のキャラクターが沢山登場します。カーレースのお話が12話。タイトルの通り、一つの話は約5分-10分で読めます。息子からは4歳から5歳の時にしょっちゅう「読んで!」ってせがまれました。私はキャラクターの名前を知らなかったので、最初は読み方が分からず少し戸惑いましたが、息子に教えてもらいながら読みました。また車の仲間同士の友情がメインに描かれていて、息子も何か学ぶものがあったようです。勝ちを譲るということもカーズの話を通いて学び、勝気な息子がそれを実行していたので驚きました。値段は少し高めですが、192ページあり、うちの場合は十分元を取りました。192ページ、6-8歳向け
Good Night Moon(おつきさま、おやすみなさい)出版社:Two Hoots
息子がまだ5か月位の時に、赤ちゃん向けの図書館のイベントに参加した際に頂いた本です。話はとてもシンプルで、ウサギのおばあさんが身近なものを想像しながら1から10まで数えていきます。そして、最後には、星や空気にまでに「おやすみ。」を言ってベッドに入るというお話です。単純だけど、だんだんと鮮やかなコントラストをなす美しい色遣いの絵に引き込まれるように。息子は、数字を覚え始めた1歳のころ一番興味を持って読んでいました。32ページ、1歳以上
Room on the Broom(ほうきに乗れるのは誰?) 出版社 : Puffin Books
息子は、3-4歳の頃、この本を保育園の先生によく読んでもらっていたそう。家でも何度も読んでってせがまれました。魔女ってなんだか悪いイメージがありますか、この話の魔女は全く威圧的ではなくて、むしろ、ちょっと気が弱い、仲間思いの魔女です。そして彼女に危機が迫った時、動物たちも知恵を絞って、魔女がドラゴンから食べられるのを助けようとします。ジュリア・ドナルドソンは絵本たくさん出版していますが、彼女の文はリズムが良く、韻を踏んだりと言葉遊びの要素があり、大人の私も楽しめました。また、動物達がほうきに乗せてもらうのには”パターン”があります。子供達には、それが面白いようです。独特の絵にも惹きつけられます。32ページ、3-7歳向け
Carson Crosses Canada(カーソンの冒険、カナダを横断する)出版社 : Tundra Books
アニーは、バンクーバーアイランドのトフィーノで、愛犬のカーソンと一緒に穏やかな日を送っています。ところが、ある日、東海岸のウイットレスベイに住んでいる姉が病気になったという知らせが。アニーはカーソンを連れてカナダを横断し姉に会いに行くことに。アニーは、このロードトリップの途中で、カナダの代表的な都市や町に滞在するので、旅行気分をちょっぴり味わうことができます。息子のお気に入りは、アルバータ州にある、ドラムヘラーのページ。ドラムヘラーは、恐竜の町として有名で、恐竜の化石を集めた博物館 Royal Tyrrell Museum には、年中多くのツアリストが訪れます。私たちも、2021年の夏休みにロードトリップでドラムへラーに行ってってきました。愛犬カーソンの行動がとってもお茶目。32ページ、4-8歳向け
The Darkest Dark(暗闇なんて怖くない) 出版社 : Little, Brown Books for Young Readers
著者はカナダ人宇宙飛行士のクリス・ハドフィールド。クリスは小さい時は、暗闇がとっても怖かったのですが、あることがきっかけで克服します。テレビがまだあまり普及していなかった1960年代。クリスは、夏休みに隣人の家のテレビで、アポロ11号の月着陸の映像に大変感銘を受けました。そして、その日を境に暗闇への恐怖が薄れていきます。またクリスは宇宙飛行士になる夢を抱きます。なんと、クリスは夢を実現して、実生活でもカナダ人初の宇宙飛行士になりました。クリスの暗闇への恐怖がユーモアたっぷりに描かれていて、息子も共感できるところが多いようでお気に入りの一冊です。48ページ、4-8歳向け
Cars Pocket Genius(くるま勢ぞろい、ポケットの天才) 出版社 : DK Children
およそ170台の車について写真付きで詳しい説明があります。名前の通りポケットに入るサイズの小さな本です。コンパクトな本なので息子はどこに行く時もこれを持っていき、かなりボロボロです(上の写真から少し伝わると思いますが)。車で移動中の時も読んでいます。車の名前だけでなく、エンジンのシリンダーの数や最高時速なども覚えてしまって「ママ、世界で一番早い車はなに?」など色々質問してきます。私は車に興味がなく適当に答えるので、いつもがっかりされますが。160ページ、対象年齢8-12歳向け
Henry and Mudge: The first book(ヘンリーとマッジ:最初の一冊) 出版社 : Simon Spotlight
全部で28冊あるヘンリーとマッジのシリーズの最初の本です。ヘンリーは一人っ子。近所には同じ年頃の子供もいなく、遊び相手がいないので、両親に犬が欲しいとせがみます。最初は渋っていた両親も最後には了承し、ヘンリーの希望の通りの垂れ耳、直毛の大型犬を飼うことになりました。そしてヘンリーとマッジは、徐々に友情を深めていきます。読みやすい英語で、一話の長さもちょうどいいので、ちょっと時間があいた時に手軽に読んであげています。40ページ、 5-7歳向け
Henry and Mudge and the Big Sleepover (ヘンリーとマッジ:お泊りに行く) 出版社 : Simon Spotlight
こちらもヘンリーとマッジのシリーズ。ヘンリーは、ある日、お友達のパトリックの家に泊りに行くことになりました。招待された子供はみんな自分の飼い犬と一緒です。そのなかでもマッジは格別に大きくて注目の的です。用意されたボールいっぱいのポップコーンも一口でぺろりと食べてしまいます!寝袋での屋根裏でのスリープオーバーって凄くワクワクしますね。息子とは、この話を読んだ後、寝袋で一緒にお泊り会ごっこをしています。40ページ、 5-7歳向け
Curious George (おさるのジョージ)出版社 : HMH Books for Young Readers
著者のレイ氏は、ユダヤ人としてドイツのハンブルグ市で育ちました。子供の頃は、近所の動物園にしょっちゅう入り浸って動物の絵のスケッチをして過ごしたそうです。主人公のジョージは好奇心旺盛なこざる。ジョージが次から次へといたずらを展開し、大人も子供もはらはらどきどき。ジョージは、いらずらしては失敗をしでかし、落ち込みます。でも、素早く立ち直り、またいたずらをします。こういうところは、うちの息子にそっくり。ストーリの展開が早くあきないです。字も大きく、難しい単語もありません。抑揚をつけて読むので読んだ後、読み手はちょっと疲れますが!64ページ、 5-6歳向け
まだまだ紹介したい本があるのですが、それはまた第二弾で。