日本でもそうですが、カナダでもボスとのコミュニケーションはとても大切です。うちのボスからも「話したいことがあるから、ちょっとオフィスに来て。」とメールが来ることがあります。上司に呼ばれるとちょっとドキドキしますね。大抵は「この仕事やってくれる?」という簡単なお願いが多いのですが。その時のやり取りをここに再現します。
Boss: Can you pop by my office? オフィスにちょっと来てくれる?
Sky: Sure. Can I come down now? もちろん、いまから行っていいですか?
Boss: Yes, you can. See you soon. ええ、ではすぐに。
Pop by と同じような表現はいくつかあります。
例:
Can you stop by my office?
Can you drop by my office?
Can you swing by my office?
日本語訳:オフィスにちょっと来てくれる?
ケンブリッジ英英辞典によると、Pop by は”to visit briefly”という意味で、stop by, drop by, swing byも同様に短時間の訪問や近くに立ち寄る時に使用します。そしてこれら全て自動詞でも他動詞でもあり、byの後にatをつける事もあるしつけないこともあります。要するにどちらでも良い?ということです(こういうどっちつかずのものがややこしいのですが)。
下記は参考までに。
a. Please stop by at my office tomorrow. OK
b. Please stop by to my office tomorrow. X
c. Please stop by my office tomorrow. OK
d.Please come to my office tomorrow. OK
さらに、by の代わりにinを用いても同じ意味になります。
暗記事項:
場所に立ち寄る場合はstop by/in at、drop by/in at
人の所に立ち寄る場合はstop by/in on、drop by/ in on
ただし、少なくともカナダでは、基本的にはatやon を使わないシンプルな表現、stop by, drop by, Swing byを使う方が一般的です。
♦ Pop out を使った様々な表現
先日4人でズームミーティング中に急に姿を消した同僚が、
Sorry, I needed to pop out to talk to my boss. ごめん、ボスとちょっと話があってちょっと席を外したの。
と言って10分後にまたミーティングに戻ってきました。ここでの意味は「短期間抜け出す」です。どうやらオンラインでボスとも別のミーティングをしていたようです。凄いできる人!
実は、Pop outを使って色々な表現ができます。
短期間抜け出す exit briefly
I'm going to pop out for some coffee.
ちょっとコーヒー買いに行ってくるよ。
突然でてくる come out suddenly
I’m sorry. The words just popped out of my mouth.
ごめんなさい。思わず口ついて出てきたの。
突然現れる appear suddenly
The kangaroo popped out of a bush.
カンガルーが茂みから飛び出してきた。
外れる、脱臼する come out
His shoulder popped out of its socket.
彼は肩を脱臼しました。
I was so shocked! My eyes practically popped out of their sockets.
びっくりした!もう目が飛び出るほどにね。