マルチリンガルの子育てー息子の独り言

息子の独り言

マルチリンガルの息子が独り言を言う時に使うのは、やはり一番得意なフランス語です。車が大好きで、おもちゃのミニカーを走らせながら、フランス語でぶつぶつ言っています。200台以上のミニカーを持っているのですが、このミニカーで遊んでいるときが一番幸せな様(ちなみに全部種類を覚えています)!でも私がそばを通ったり、話しかけると、すぐに英語に切り替えます。そして、"I want to play with mama!"って言って、すぐに言い寄ってきます。私はなるべく日本語で話しかけるように心がているのですが、息子からの返事は、ほぼ、英語で返ってきます。ただ、こちらの気を引きたい時は日本語に切り替えて、急に「ママ、それじゃないよ。」とか、「ママ、好き。」って日本語で言ってきますけど。「ママ、好き。」って言うのは、私が、息子が言うことを聞かないので怒った時に、私の機嫌を取るために良く言ってきます!そして効果てきめん!後は「ころころ」とか「どーん」とか、日本語の擬音語を使うのが結構好きです。また、たまに英語と日本語を混ぜたり、フランス語と英語を混ぜて話したりすることもあります。保育園に通っている時は、全く日本語が分からない先生に、一生懸命、「I can’t find my 傘」とか言っていたりして少し焦ったことも。日本語の形容詞や動詞を使う時は、「おいしいじゃない(おいしくない)。」、「走るじゃない(走らない)。」など。それを聞くと、昔よく見たアニメで、中国人が日本語を話している場面を思い出しました。夢もどうやらフランス語で見ているようです。良く "Arrête(やめて) ! " っていいながら、色々言っているのを耳にします。いったい、どんな夢を見ているのでしょう?

最後に、息子を見ていて良く思うのは、間違いを恐れずにどんどん話すということがいかに大切かということです。英語の場合、限られた単語力で、関係代名詞を使いながら一生懸命説明しています。この前、私の友達(ドイツ系カナダ人)に車のことを話していて”a thing that is red and…”なんて言いながら、相手の反応も気にせず頑張って話していました。最後まで付き合ってくれた友達に感謝。

日本語も同様です。今年の夏まで日本語教室は、自宅でオンラインの授業だったのですが、間違いを恐れず、たとたどしい日本語を使いながら、分からないときは質問していたのが印象的でした。先生も嫌な顔もせず、きっちりと息子に対応してくれていて、とても感謝しています。